私の大切な思い出

中学時代に

陸上部の長距離をやっていた


私は

基本的に

運動は得意でも

好きでもなかったけど

中学入学して

姉の影響もあって

陸上部に入った

・・・というか

多分

チームワークとか

苦手だったから

一人で

コツコツと励む

個人競技が

私には合っていたんだろう

それと

運動嫌いの自分を

変えたかった


自慢じゃないけど

小学生の時は

マラソンが

大嫌いで

順位は

後ろから数えたほうが

早かった


私は

部活の中で

一番遅かったから

何とか皆に追いつきたくて

毎朝

自宅から海まで走っていた

腹筋も毎日

何百回ってしていた

姉は

その頃高校生で

東海大会に出ていて

そんな姉みたいになりたくて

・・・・

でも心の中で思ったことは

どんなに頑張っても

素質にはかなわなくて

努力は

報われない・・・



でも

それでも

努力は報われるって

信じたくて

ただ

ひたすら

毎日毎日

走っていた

筋トレも

毎日


いつかは

報われるって

信じたかったんだ  

お祭り大好きだったなぁ

母親に浴衣着せてもらって

可愛い髪型にしてもらって


いつもは門限が5時だったけど

お祭りの時は

特別外出できる


夜に出歩くことだけでも

ワクワクしちゃうけど

お祭りはもっと特別


でも

いつもお祭りでは

せかされていた


私は3人姉妹だから

買っていいのは

一人一つだけって

決まっていた


私は母親に

『もっと買いたいな』と言うと

『例えばね、予算が千円で、

一人っ子だったら、一人で千円買えるでしょ、

ウチは3人子供がいるから、一人三百円よ』

って


だから

お祭りの時は

ウチでは一人一つしか

買ってもらえなかった


私は

いっつも迷って

絶対後悔しないものを買わなくっちゃって思って

迷って

迷って

・・・



結局

『早く決めなさいよ～』って

よくせかされた


姉妹の中で

一番決めるのが遅かったから

家族みんなに

せかされたんだ


金魚すくいは

親にダメっていわれちゃうし

綿菓子は高くて買えないし

お面もキャラクター笛も

高くて買えないし

・・・・・・


迷ったあげく

やっぱり決まって買うものは

金平糖か

落書きせんべい

甘くてキラキラしていて

選ぶときも

食べている時も

わくわくして

幸せだったんだ


私は

本当は

キャラクターの袋に入った

綿菓子を

買ってみたかったけど

とっても憧れていたけど

・・・・

ウチは

貧乏だから

わがまま言ったら

明日買うご飯のお金がなくなっちゃうって

心配になって

わがまま言わずに

我慢しようって

思ったんだ


お祭りで

たくさん買っている子をみると

あの子お金持ちなんだなぁって

いっつも思っていたんだ  

私の父は

こわくて近所や親戚で有名だった


間違ったことをしたら

すぐどなる

それでも聞かなかったら

げんこつが飛ぶ

父の言うことは絶対だから

父が何か言ったら

『はいっ』ってキレのいい返事

もし『は～い』

なんて返事したら

またげんこつ

『はいはい』って返事しても

またげんこつ


父の決まって言うことは

『「はい」はきれよく一回でいい！』

父は若い頃に自衛隊に行っていたせいか

返事や態度に厳しかった


小学生の時に

何かの用事で担任の先生から

電話がきて

私が話していると

父が横で

「返事は『はいっ』だろ！」

って言われたのを覚えている


そんな父を

母はいつも

『ウチは軍隊じゃないんだよ』

とよく言っていた


私は父が

生まれてくる時代を

半世紀間違えているんじゃないかって

いつも思っていた

昔のドラマででてきそうな

『ちゃぶ台をひっくりかえす父』

そんな父だった

子供の頃の私は

父があまり好きじゃなかったんだ



  

はじめまして

ちょっとお話したくなった時

ちょっと昔を思い出したとき

このブログを書こうと思いました

これから不定期ですが書いていきます

よろしくお願いします


もともと私は両親と姉と弟の5人家族

でも今は

姉も弟も結婚しちゃったし

私は一人で子育てしているし

今は両親と私と息子と4人で暮らしている

あと１匹の犬と


そういえば、中学生の時に飼っていた犬が

キャンタって名前で

よく日野のトラックの名前と同じって言われた

もともと猟犬だったから

とっても頭のいい犬で

ハンサムな顔だったし

大好きだった


よく散歩も行ったなぁ

バーベキューの時には

川で泳いだり

キャンプの時には

一緒にジムニーの後部座席に座ったなぁ

車の窓から身を乗り出して風を感じる姿も可愛かった


子供の私は

キャンタのブラッシングするのが

好きだった

すっごく気持ちよさそうにするから

可愛かったんだ